母乳育児は、人それぞれ。おっぱいの形でジャッジしない!
こんにちは!助産師みやざきじゅんこです。
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学校や習い事の連絡もメールやLINEなどが増えてきました。
流し読みにならないように・・・。
とっても便利ですが、スマホなど小さな画面で見ていると、うっかり見落としが増えそう。
あなたはどうですか?
母乳育児は、人それぞれ。おっぱいの形でジャッジしない!
助産師は、女性の身体に関わることが一番多い職業ではないでしょうか?
母乳授乳ケアをすれば、いろんな女性に出会い、おっぱいはもちろん身体面、心理面と関わらせていただいています。
助産師じゅんこが、この数年勉強している「BSケア®︎」の事例検討会に参加しました。
「吸着適応過程のケア(陥没乳頭)」
について、助産師たちが集い話をしました。
おっぱいの形
助産師として働き始めて、初めて勤務したのが産後のお母さんと妊婦さんがメインの病棟。
1年目から、たくさんのお母さん、いろんなおっぱいをお手伝いさせていただいていました。
初めは、先輩の手技を見様見真似、支援が難しいときは、先輩にも一緒にケアにあたらせていただいてきました。
信頼できる先輩のサポートのおかげで、どんなおっぱいでも、お母さんと赤ちゃんに向き合ってきたと言い切れます。
今、地域で働き始め、妊婦さんや産後のママに出会うと、おっぱいの形で「陥没乳頭や扁平乳頭だから、私のおっぱいを吸うのは難しそう・・・。」というような言葉を聞くことがあります。
よくよく聞いていると、助産師さんや看護師さんから「難しそうなおっぱいね」みたいに言われた経験がある方も多数。女性として、助産師として、とても心が痛みます。
助産師じゅんこは、陥没乳頭や扁平乳頭のママと赤ちゃんが直接授乳をしたり、できる限りの母乳育児をして、幸せな時間を過ごしているのお手伝いしてきた経験があります。
ちょっと工夫や時間がかかるかもしれない
こちらが「ちょっと時間がかかるかも〜」と思っても、その予想を裏切り、とっても上手に飲む赤ちゃんにも出逢います。
おっぱいの形で、「難しそう」というバイアスを持ってしまうと、不思議と難しくなっているような・・・。
赤ちゃんのタイプというだけでなく、ママの抱き方などの赤ちゃんのお口とママのおっぱいのポジションがフィットするんだろうなあ。
逆に、特に気になることもなくスムーズにいきそうなのに、吸着が難しいケースもあります。
おっぱいの形だけではなく、色々な要素が絡み合っているのです。
初めてのお産をした女性は、どんなおっぱいの形であれ、初めからスムーズにとはいかないかもしれませんね。
時間をかけて、焦らず。
母乳分泌を維持しながら、乳輪部を柔らかく、伸展をよくするセルフケアや、助産師のケアも行いながら、赤ちゃんが吸着するのを信じて、待ちます。
練習しているうちに、赤ちゃんがオッパイを捉えられる時間が少しずつ出てきて、時間も長くなってくれば、よしよし!とガッツポーズです。
赤ちゃんの吸着によって、乳輪はさらに柔らかく伸展してきます。
ここまでくれば、赤ちゃんも生まれた時より確実に身体も成長し、パワーもお口の大きさも大きくなっています。
ちょっと工夫と時間は必要だけど、最初から「難しい」と決めつけず、できることはあります。
あなたとあなたの赤ちゃんのベスト・ベター
助産師と一緒にやると吸ってくれるけど、お家に帰るとうまくいかないということもよくあります。
一人だとめげそうになりますね。
そんな時は、一に悩み考え、幸せな時間になるように一緒に考えていきましょう。
抱き方やママと赤ちゃんの姿勢など一緒に確認しながら、お家に帰ってから練習するときのコツなどもお伝えしています。
母乳のことは、ママたちには とっても繊細なお悩みになっているのも感じます。
ただ、お一人お一人違うので、お友達の成功体験が必ず上手くいくとも限りません。
あなたは、あなた。あなたの赤ちゃんは、あなたの赤ちゃん。
あなたと赤ちゃんのベスト、ベターを見つけていきましょうね。
おっぱいや母乳育児のことを綴るのは、なかなかハードです。
文字でうまくニュアンスが伝わらず、誤解を招くことがないといいなと願います。
気になることがあれば、直接お話しできると嬉しいです。
一人一人が手洗いうがいを丁寧に行い、3蜜の回避(密閉・密集・密接)での感染予防をして行きましょう。ではでは、また。
ママとベビーの伴走者
浜松市北区 母乳と子育てのかかりつけ相談室
【にぎにぎCHU(にぎにぎちゅ)助産院】
宮﨑順子